主無き人型

(2003年2月12日)
主無き人型

元線画:タカザキさん
(2003年2月7日)

 途中段階からして素敵だったタカザキさんの線画、これまた一目惚れ状態で、塗らなきゃ絶対後悔するだろなーと思ってました。有機物と無機物の融合みたいな異形系の雰囲気って大好きなんです。
 イメージ的には攻性生物(モチロン純血種)っぽいです。役割を命じた主達はもう滅びてるのに、いつまでも命令厳守で動き続けてる純血種達の少し淋しいような感じが好きなのです。長い時間の経過みたいなものに寄せる私の勝手な感傷も入ってるらしいです。こういう存在って、当の本人(?)よりも傍から見てるこっちの方がよっぽど切ないんじゃないかなーともボンヤリ思いました。このお方はアバドみたいにそのうち暴走しそうな感じもしますよ…。背景は只の空と地面なのですが、不穏な感じを出したくて紫と赤にしてます。割と夢も希望も無い方向になってますね〜。人物なんかは殆ど一色塗り状態になってますが、その意味では何だか楽だったよーな…。楽な割にそこそこスゴく見える気がするのは、ある意味危険ですな。
 因みに、タイトルには『人型』の後に『兵器』とか『防御システム』とか何とか続くハズなんですが、あまりに凡庸な響きになるのがどうにも我慢出来なかったので、『人型』で切ってしまいましたよ…。


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