「キン肉マン II 世」 BATTLE 9 |
ある日、万太郎とキッドは女の子を取り合ってケンカ、闘いが始まりそうになる。そんなふたりに説教するミートは、かつてキン肉マンとテリーマンの対決が、実は非公式ながら行われていたことを話し始めた。 29年前、キン肉星王位継承が決まったキン肉マンがキン肉星へ帰ろうという時、テリーがキン肉マンに試合を申し込んだのだ。試合当日まで色々アクシデントがあり、ふたりが闘ったのは10分間だけ。ハッキリとは勝敗が決まらないうちに、キン肉マンはキン肉星に帰らなければならなかった。 話を聞いているうちに眠りこけてしまった万太郎とキッド。ミートは呆れながらも、ふたりがつけられなかった決着は将来 II 世たちがつけてくれるだろうと思うのだった……。 日は変わって、一年ぶりにキン肉星に戻った万太郎は、超人評議会(カウンシル)が行われている議事堂に呼ばれ、キン肉星の四大長老たちに、今までの試合内容を酷評され『弱すぎる』ことを指摘される。このままでは万太郎が近いうちに廃人になってしまうと言うのだ。 それを防ぐためには、火事場のクソ力をシッカリと身につける以外にない。それには“ノーリスペクト”という、今はキン肉星刑務所(プリズン)に終身刑になっている、宇宙最悪の超人三人を打ち破る修練(チャレンジ)を受けなければならないのだった。 “ノーリスペクト”第一号、フォーク・ザ・ジャイアントが待つ網走についた万太郎は、北海道駐屯超人のセイウチンが囚人であるフォークの監視役についていて、逆にフォークにやられかけているのを見たクセに、その場から逃げ出してしまう。しかし、キン肉星のトポルという少年からのメール(+凜子ちゃんの引っ掛けセクシーメールv)を見て、キン肉星の王子としてフォークと闘う気になる。 超重量級のフォークに対して、今までのようにパワーで対抗しようとした万太郎は、試合中ミンチから『ライオンの闘い方』を諭され、改めてフォークに挑んでいった! |
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