ノスフェラチュ

(2003年2月24日)
ノスフェラチュ

元線画:「我が手に 」/さかにゃさん
(2003年2月19日)

 見た瞬間ビビっと来てました、さかにゃさんのお耽美線画! 塗ってる間中この世界に浸れて幸せでした。
 最初、これは一色塗りして白黒ホラー映画みたいな感じにしたいと思ってたんです。でも、途中で何気なく部分的に赤入れたら、一色の時より数段良く見える気がしたんで、アッサリそっちに方向転換しちゃってました。かなり安直でありがちな色合いですな。白目部分を赤くしたせいなのか、全体に何となく日本の幽霊画っぽくもなったような気がしてます。実は最初は舌まで赤じゃなかったんですよ。ホンの試しに赤くしたら自分でもドッキリするような味が出たのでした。爪には赤いラインをオシャレとして(?)入れてあります。これはちょっとやりすぎたかなって感じですね〜。ふたりの髪の毛には四苦八苦しまして、塗り甲斐あって楽しかったです。女の人の服は透け素材に見せたかったのですが、全然そう見えないのでした…。
 以下余談ですが“nosferatu”は『ノスフェラトゥ』って表記する方が一般的なのかもしれないけど、私は小池先生がお使いの単語の響きがお気に入りなのです。ルーマニア語ってことだし別にどっちも間違いじゃないハズですよね…? タイトルとしては欧文にするべきだったかなーとも思ったけど平仮名の雰囲気が好きなんです〜。そんなこんなで、「蒼いくちづけ」って結局どんなオチだったかも知らないまま、漠然としたイメージを頂いてしまったのでした。あれ、前半シリアスで後半コメディってホントなんでしょうかねぇ…。小池先生作品てことからしても、オチはハッピーとアンハッピーどちらも有り得ますよねぇ…(私が人外シリーズと勝手に思ってる「ロスト・エンジェル」も「ローン・ウルフ」も一応ハッピーエンドっぽかったですけども…)。吉崎先生作曲の素晴らしい主題歌等は悲劇っぽい響きを帯びてる気がしますけどね。


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